ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヨーロッパフジツボ」の意味・わかりやすい解説
ヨーロッパフジツボ
Amphibalanus improvisus
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蔓脚(まんきやく)亜綱フジツボ科の甲殻類。第2次世界大戦後,ヨーロッパから船底に付いて,初め南日本に運ばれ,以後各地にも見られるようになったフジツボの1種。殻の直径2cmくらい,殻口の周縁は明りょうに山形に切れ込み,生きているときは淡紫褐色の薄皮で覆われている。元来,ヨーロッパの大西洋沿岸,イギリス海峡,北海およびバルト海など,おもに汽水域に生息したが,現在では日本全土の汽水や浅海域にまで広まり,船底のほか,石杭やいかだなどにも着生しているのが見られる。これと同様に,戦後,アメリカの大西洋岸から船底に付き運ばれてきた近似種のアメリカフジツボB.eburneusは殻の直径3cmくらい,以来漸次日本各地に分布を広げ,これよりやや小型で,白い殻表に数本の暗紫色の縦縞のあるタテジマフジツボB.amphitriteと混じって,港などの岸壁や,杭,いかだにも群生しているのが見られる。
執筆者:蒲生 重男
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...
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