ラナ・グンダイ遺跡(読み)ラナ・グンダイいせき(その他表記)Rana Ghundai

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラナ・グンダイ遺跡」の意味・わかりやすい解説

ラナ・グンダイ遺跡
ラナ・グンダイいせき
Rana Ghundai

パキスタン,ロラライの東数 kmにある先史遺跡バルチスターンの先史文化の層序関係を初めて明らかにした遺跡として有名。 1930年代に B.ロス夫妻が調査。I期は建造物はなく炉跡のみが発見され,石刃,骨製尖頭器,無文土器を伴い,家畜も存在した。 II期には轆轤 (ろくろ) 製の彩文土器が登場し,牛などの動物文は角や脚が長く描かれる特徴をもつ。 III期は II期の発展期でその末期には火事痕跡があり,破壊されている。 IV期にはまったく異質の土器に取って代られ,V期も再び異なった土器となっている。前 4000年紀頃に始り,III期の末が前2世紀頃と考えられる。 50年には W.A.フェアサービスも再調査し,ほぼシュール・ジャンガルと対比できることがわかった。

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