ラパス(英語表記)La Paz

デジタル大辞泉 「ラパス」の意味・読み・例文・類語

ラ‐パス(La Paz)

ボリビア多民族国事実上首都。標高約3700メートルの高地にある。1900年に政府機関が憲法上の首都スクレから移転。織物などの工業が盛ん。人口、行政区84万(2008)。
メキシコ西部、バハカリフォルニアスル州の都市。同州の州都カリフォルニア半島南部に位置する。16世紀にスペイン人征服者が植民を試みたが失敗。18世紀にイエズス会の伝道所が置かれ、のちに港が建設された。漁業、農業、観光業が盛ん。カリフォルニア湾を挟んで対岸マサトラン航路で結ばれる。近年は海岸保養地として開発されている。

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精選版 日本国語大辞典 「ラパス」の意味・読み・例文・類語

ラ‐パス

  1. ( La Paz ) ボリビア共和国の事実上の首都。政治経済文化の中心都市。標高三六〇〇メートルの高原にあり、一五四八年スペイン人によって建設された。憲法上の首都はスクレ。

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改訂新版 世界大百科事典 「ラパス」の意味・わかりやすい解説

ラ・パス
La Paz

ボリビアの事実上の首都(憲法上の首都はスクレ)。大統領府をはじめとする行政機関および国会がある。人口83万4848(2005)。ボリビア西部のアルチプラノ(高原)から下ったすり鉢状の地形にあり,市の中心の標高は3600mで世界最高所にある首都である。スペイン人により1548年に建設された。ポトシ銀山と副王庁のあるリマとを結ぶ中継地としてこの土地が選ばれたのは,谷底にあるため寒風がさえぎられるし,金鉱もあるためであった。1586年にはスペイン人の世帯数は約200であった。1675年の総人口は約1万2600人でスペイン人4000,原住民8000ぐらいの割合であった。1780年にはスペイン人が5万3260人で,原住民は2万人程度と推定され,総人口は7万人余であった。1900年以降,政府の行政機関が憲法上の首都スクレから移り,事実上の首都としての役割を果たすようになった。斜面に発達した都市のため,市街は曲がりくねって坂道の多い景観を呈している。国際空港は街の中心よりもさらに高い標高4060mの高原上にある。格子状の旧市街は現在は中心商業地区で白人系の人々が居住し,周囲傾斜地はインディオ系住民の生活の場となっている。1953年の農地改革により多くの自由農民が誕生し,農民の都市への出入りが自由になったため,アルチプラノ全域から人口が流入するようになり,都市は急速に膨張しはじめた。最近では,空港周辺の高地にも新住宅市街地が計画・建設されており,都市はさらに上へと拡大をはじめている。
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ラ・パス
La Paz

メキシコ北西部,バハ・カリフォルニア・スル州の州都。大都市域人口は17万8101(2003)。年平均気温24℃,年降水量205mm。カリフォルニア湾に面する主要漁港で,イワシ,マグロ,カツオなどの水産資源に恵まれ,日本の水産関連企業も進出している。18世紀初めイエズス会士により都市の建設が始まったが,19世紀初め,船舶への食糧補給のために農業開発が行われ発展の基礎がつくられた。1974年バハ・カリフォルニアは準州から州へ昇格して,バハ・カリフォルニア・スル州が生まれた。
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デジタル大辞泉プラス 「ラパス」の解説

ラパス

大分製紙が販売するトイレットペーパーの商品名。リフレッシュパルプ使用。シングル、ダブル2枚重ね、12ロール入り。

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