ウェーザー川上流の両岸域に位置したドイツの旧領邦(ラント)。ライン川の支流リッペ川の源流とウェーザー川に挟まれた地域に,〈リッペ貴族〉が12世紀以来領土を広げ,16世紀に伯爵領となった。17世紀に3家系に分かれ(1系は18世紀に廃絶),このうちリッペ・デトモルトLippe-Detmoldは1789年侯国となり,1946年まで領邦としての自立性を維持した。1918年共和制に移行,47年ノルトライン・ウェストファーレン州に編入され,デトモルト県リッペ郡(人口32万7000(1980))となる。リッペ・アルフェルディセンLippe-Alverdissenはビュッケブルクを取得して〈シャウムブルク・リッペSchaumburg-Lippe〉と称し,1807年侯国に昇格した。1946年まで独立の領邦として存続したが,第二帝政期にはドイツ帝国を構成する最小邦であった。1918年共和制に移行し,47年ニーダーザクセン州に編入され,ハノーファー県シャウムブルク・リッペ郡(人口15万3000(1980))となる。ともに旧ウェストファーレンに属する地域である。
執筆者:渡辺 尚
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...
5/20 小学館の図鑑NEO[新版]昆虫を追加
5/14 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新