デジタル大辞泉
「リボフ」の意味・読み・例文・類語
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リボフ
ウクライナ西部の都市。ウクライナ名はリビフL'viv。ポーランド名はレブフ。ポーランド国境の古都。西ブグ川とドニエストル川の分水界にある。自動車,テレビ,農業機械,ガラス,製油,楽器,繊維などの工業が行われる。大学(1661年創立)があり,16世紀末からウクライナ・カトリックの総本山がおかれ16―17世紀の聖堂が残っている。1256年創設。14世紀ポーランド領。1772年オーストリア領。1919年―1939年ポーランド領。1939年以後ソ連領。1989年には反ソ連運動の拠点にもなっており,ウクライナ国内でも最も反ロシア感情が根強い。なお,歴史地区は1998年と2008年世界文化遺産に登録された。72万9842人(2012)。
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リボフ【L’vov】
ウクライナ北西部,同名州の州都。人口80万2200(1991)。鉄道,自動車道路の分岐点で空港もある。ポーランドとの国境に近く古都として名高い。ドイツ語ではレンベルクLemberg,ポーランド語ではルブフLwówという呼び名が示すように,ロシア,オーストリア,ポーランドなどいくつかの国家の支配を経験した。市の歴史は古く,1256年に《ガーリチ・ボルイニ年代記》に都市として記されている。1349年以降は,ハンガリーの支配下にあった17年間(1370‐87)を除き,ポーランドに属した。
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