レジオン-ドヌール勲章(読み)レジオンドヌールくんしょう

勲章・褒章がわかる事典 「レジオン-ドヌール勲章」の解説

レジオンドヌールくんしょう【レジオン-ドヌール勲章】

軍事や社会に功績のあった人、また文化の功労者に与えられるフランスの最高勲章。賞勲議定官会議の審査にもとづいて大統領が直接授与する。1802年にナポレオン1世が制定し、5階級(グランクロア、グランドフィシエ、コマンドールオフィシエシュバリエ)に分かれる。表彰よりも名誉を与える意味が強いが、現役の軍人に与えられる場合は年金が支給される。外国人にも授与され、日本人も黒澤明大江健三郎をはじめ、多くの受章者がいる。勲章の意匠(いしょう)は、中央の金のメダルに女神像が彫られ、そこから5つの光線が放射している。◇フランス語でOrdre de la Légion d'honneur。

出典 講談社勲章・褒章がわかる事典について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android