出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「レス」の意味・読み・例文・類語
レス
《語源未詳。レスポンス(response)の略ともいわれるが英語圏などでは通用しない》インターネット上で、メールや掲示板(BBS)の書き込みなどに対する返信や返答のこと。
レス
[接尾]《英語で、形容詞をつくる接尾語-lessから》他の語の下に付いて、…のない、の意を表す。「コードレス」「シュガーレス」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
レス
黄土(おうど)/(こうど)ともいう。ごく細粒で灰黄色の風成堆積物の総称。華北,北米中央部,ヨーロッパのイギリス海峡から黒海に至る帯状地帯に典型的に分布。第四紀の氷河や砂漠で生じた岩粉が風で飛ばされて周辺に堆積したもの。軽くてさらさらしており,全体として花コウ岩の成分に類似。粒子は破壊された鉱物片で,石英,長石,方解石,雲母などの小片が主で,真の粘度鉱物はほとんど含まない。華北の黄土高原では厚さ100m以上に達し,数十枚の古土壌によって細分される。垂直または水平に走る細い管状の穴や石灰分が奇妙な形に固まった〈黄土小僧〉などを多く含み,水の侵食でできた垂直な崖,その崖の面にできた角の鋭い柱状節理〈黄土柱〉などが特徴的である。黄砂(こうさ)の原因になる。
→関連項目中華人民共和国|風成層|ベルギー
レス
フランスの聖職者。レともいう。本名J.F.P.ド・ゴンディ。フロンドの乱では反マザラン派の領袖。一時投獄されたが,ルイ14世と和解し,1654年―1662年パリ大司教ののち,サン・ドニ修道院長。その著《回想録》(1717年)は,政治史・文学史上の重要資料。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
レス
Retz, Jean-François-Paul de Gondi, Cardinal de
[生]1613.9.19. マルヌ,モンミライユ
[没]1679.8.24. パリ
フランスの聖職者,文筆家。若くしてパリ補佐司教に任命され,フロンドの乱においては反マザラン派の首謀者となって重要な役割を果した。王権に反抗するためのあらゆる策謀をめぐらし,騒乱終了後 J.マザランに捕えられて (1652) ,バンセンヌ,次いでナントの城に投獄されたが,脱獄して逃亡。その後,種々工作して教皇インノケンチウス 10世より枢機卿に任命され,以後レス枢機卿と称した。また叔父のパリ大司教 J.ゴンディの死 (54) とともに,代理をおいてその職を継いだ。マザランの死後,国王ルイ 14世と和解し,パリ大司教職と交換にサン・ドニ修道院院長など多くの聖職利権を得た。フロンドの乱時代の『回想録』 Mémoires (1717) を残した。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
レス【loess】
第四紀の氷期に大陸氷河の周辺地域や砂漠地域から風で運ばれて陸上に厚く堆積した,淡黄色ないし灰黄色を呈する非固結の風成堆積物。黄土(おうど∥こうど)ともいう。中国の北部・東北部,中央アジア,ヨーロッパ・ロシア南部,中部ヨーロッパ,北アフリカ,北アメリカ中央部,アルゼンチン,ニュージーランドなどに広く分布し,世界の陸地表面の約10%をおおっている。日本でも福岡県の玄海砂丘や山口県安岡付近にレス状砂からなる古砂丘が存在している。
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
レス
《俗語》インターネットの電子掲示板やメーリングリストにおいて、ある投稿に対するコメントや返信を書くこと。◇「レスポンス(response)」の略。
出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報
レス
返答を意味する「レスポンス」の略です。掲示板に書かれた内容やメールに返答することを「レスを付ける」「レスする」などといいます。メールの「RE:」とは意味が異なります。
出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本」パソコンで困ったときに開く本について 情報
レス
パソコン通信や電子掲示板などで発言に対して返答を付けることで、リプライとも呼ばれる。
出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報
出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報
世界大百科事典内のレスの言及
【乾燥地形】より
…ブローアウトは径数百m以下,深さは1m程度の円ないし楕円形のデフレーションによる凹地で,風食凹地または風食窪と呼ばれる。風による堆積地形としては砂原,砂丘,レスがある。砂原は風紋以外起伏の見られない砂の平原である。…
【堆積作用】より
…また,跳躍によって移動する粒子が地表面に衝突するとき,表面匍行が少ないと除去量よりも堆積量が増し,付加堆積が進む。こうして砂丘やレスloessが形成される。砂丘では山形地形の風下側斜面において落下堆積となだれを繰り返す侵入堆積によって砂丘は前進する。…
※「レス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報