ワシントン[州](読み)ワシントン

百科事典マイペディア 「ワシントン[州]」の意味・わかりやすい解説

ワシントン[州]【ワシントン】

米国北西端,太平洋岸の州。略称Wash.,WA。西部海岸近くをコースト・レーンジズ,その東をカスケード山脈が南北に走り,この両山脈間の地溝帯北部にピュージェット湾がある。カスケード山脈の東にはコロンビア高原が広がり,さらに東へはロッキー山脈に続く。グランド・クーリー・ダムによりコロンビア高原の灌漑(かんがい)が進み,小麦,リンゴ(全米屈指),ホップ,ジャガイモ,アスパラガスなど多彩な農産がある。乳牛肉牛,羊などの畜産も多く,林業も盛ん。食品加工,製材製紙,化学などのほか航空機,宇宙関連工業の伸長が著しい。オレゴンの一部だったが,1889年連邦加入。州都オリンピア。最大都市シアトル。17万2119km2。706万1530人(2014)。

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世界大百科事典 第2版 「ワシントン[州]」の意味・わかりやすい解説

ワシントン[州]【Washington】

アメリカ合衆国太平洋岸の州。略称Wash.。連邦加入1889年,42番目。面積17万6616km2,人口553万(1996)。州都オリンピア,最大都市シアトル。州名は初代大統領G.ワシントンにちなむ。カナダ国境と太平洋に面して,アメリカ本土48州の北西端に位置する。太平洋岸沿いにオリンピック国立公園を含む海岸山脈(コースト・レーンジズ)が走り,その東側に浅いフィヨルド群からなるピュージェット湾がある。

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