精選版 日本国語大辞典 「ワット」の意味・読み・例文・類語
ワット
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1736~1819
実用的な蒸気機関の発明者。スコットランドの出身。ロンドンでの職人修行をへて,グラスゴー大学に仕事場を開く。ニューコメンの蒸気機関の模型の修理を委託されたところから,その改良を企て,1774年バーミンガムでボールトンの助力を得て実用化に成功した。81年には回転機関を発明し,蒸気機関の広範な使用を可能にした。
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(今井秀孝 独立行政法人産業技術総合研究所研究顧問 / 2008年)
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…MKS単位系では,仕事の単位は〈力の単位〉×〈長さの単位〉でN・mとなり,これをジュール(J)と呼ぶ。エネルギーの変化率は仕事率と同じくワット(W=J/s)で測られる。エネルギーの単位として原子物理学では電子が1Vの電位差で加速されたとき得るエネルギー,電子ボルト(eV)を用いることが多い。…
…毎秒当りのエネルギーを一般に仕事率というが,電気エネルギーの場合にはこれを電力と呼び単位をワット(記号W)で表す。すなわち1W=1J/sである。…
…このため全長97kmのうち,人工の運河部分は35kmにすぎない。1773年にJ.ワットが調査を実施し,その後T.テルフォードが1803‐22年と1843‐47年の2期にかけて工事を完成した。最大32mの水位差を29の閘門で克服し,平均深度5.5mで600トンまでの船舶が通行できるが,現在は漁船の利用も減少し,遊覧船が航行するのみである。…
…さらに,水力の得やすい山間僻地にしか工場が設けられないという不便さがあった。工場をこれらの自然的制約から解放し,その能力を十分に発揮させたのはワットの複動式蒸気機関である。綿工業界において最初にこれを備え付けたのはアークライトの紡績工場で,1790年であった。…
…綿業は,紡績部門と織布部門とに大別されるが,両部門の技術革新が跛行的に進行し,互いに刺激を与え合ったことも,その急成長の一因であった。1785年にJ.ワットの蒸気機関が紡績に利用されるようになると,それまでの水力紡績機とは違って,工場の立地や生産の集中に対する制約がなくなり,ランカシャーを中心に,大工場の林立する綿工業都市が多数成立した。 軽工業である綿業の創業資金は比較的少額であったうえ,株式会社こそ法によって禁止されていたものの,〈パートナーシップ〉制などによって負担を分散することができたから,その創業者は社会のほとんどあらゆる階層から出現した。…
…これでは冷却されたシリンダー内にボイラーからの蒸気を送るため,シリンダーの温度を高めるのに多くの蒸気がむだに凝縮される。そこで65年J.ワットはまずこのむだをなくして蒸気の節約をはかるため,蒸気の凝縮をシリンダー外の別の容器,すなわち復水器において行わせるように改良した。しかしこれらの機関はむしろ大気圧を利用するものであって,蒸気の圧力を直接に利用するものではなかった。…
…18世紀後半以来の産業革命が〈鉄と石炭の革命〉と呼ばれるひとつの理由がここにある。他方,J.ワットが改良・普及させた蒸気機関はそれ自体,その先駆となったニューコメン機関以来,主として炭坑を含む鉱山の排水用につくられたものであったが,おもに人力ないし馬に依存していた動力源を,決定的に石炭に転換させる役割を果たし,産業革命の原動力となった。このため,16世紀以来発展しつつあったイギリスの石炭鉱業は,産業革命の進行とともに驚異的な成長を遂げ,イギリスが世界帝国となっていった19世紀にも,鉄道の普及と蒸気船による海上交通の発達によってその需要が激増した。…
…優れた教師として名声を博す。潜熱と比熱の概念を提唱し(1756‐60),J.ワットに影響を与える。結石治療薬の研究中,石灰や炭酸マグネシウムの加熱による重量減少が空気とは異なる気体の放出によることを見いだし,これを固定空気(炭酸ガス)と命名した(1756)。…
…これらは大気圧の蒸気を用いそれが凝縮するとき生ずる真空を利用するという方式であったから,その当時のボイラーは単なる銅製の球形に近い容器で湯をわかしていたにすぎない。J.ワットは,それまでの蒸気機関に大改造を加えほぼ後年の蒸気機関に近いものへ仕立て上げた。すなわち,蒸気機関のシリンダーとは独立に復水器を設ける一方,ボイラーを細長い形状とし構造的に強くかつ伝熱面が広くとれるように改良して,大気圧より高い圧力の蒸気をかなり大量に発生できるようにし,熱効率の改善と大型化への道を開いた。…
…イギリス産業革命期に活躍した世界最初の蒸気機関製造会社。蒸気機関の発明者であるJ.ワットとバーミンガムの金属加工業者ボールトンMatthew Boulton(1728‐1809)との合名会社として1775年設立された。同商会は当初,蒸気機関の設計,設置,コンサルティング業務に専念し,シリンダーをはじめ部品の大部分は外注していた。…
…その発端は1765年に締め金具の製造者ボールトンMatthew Boultonと医師E.ダーウィン(C.ダーウィンの祖父),教育者スモールWilliam Smallがアメリカ人フランクリンとともに催した月例談話会にある。これに陶器業者ウェッジウッド,蒸気機関の開発者ワット,化学工業の開拓者キアJames Keir,馬車の緩衝装置を発明したエッジワースRichard Edgeworth,それに気体化学の先駆者J.プリーストリーが加わり,相互啓発によって多数の新くふうや理論を生みだした。しかし彼らはフランス革命とアメリカ独立を支持し,奴隷解放を力説するなど,革新的政治姿勢を示したため,地元民の反発を買い,プリーストリー邸焼打ちなどの妨害を加えられ,19世紀初頭には自然消滅した。…
※「ワット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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