一仕事(読み)ヒトシゴト

デジタル大辞泉 「一仕事」の意味・読み・例文・類語

ひと‐しごと【一仕事】

[名](スル)
少しばかり仕事をすること。また、その仕事。「朝飯前一仕事しておこう」
まとまった仕事。かなり骨の折れる仕事。「この後始末一仕事だ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一仕事」の意味・読み・例文・類語

ひと‐しごと【一仕事】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一つの仕事。少しばかり仕事をすること。
    1. [初出の実例]「『ソレ、行きがけに駄賃場の』『三条あたりで一仕事(ヒトシゴト)』」(出典歌舞伎・戻橋脊御摂(1813)五立)
  3. ある、まとまった仕事。かなりきつい仕事。
    1. [初出の実例]「並べるのは一仕事(ヒトシゴト)だ」(出典:三四郎(1908)〈夏目漱石〉四)
  4. 事業。ある目立った仕事。
    1. [初出の実例]「二人が警察へ引っ張られて、〈略〉一層悪者にすれば、また一仕事(ヒトシゴト)出来ますからね」(出典:金(1926)〈宮嶋資夫〉一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android