一意専心(読み)イチイセンシン

デジタル大辞泉 「一意専心」の意味・読み・例文・類語

いちい‐せんしん【一意専心】

(副詞的に用いて)わき目もふらず心を一つのことだけに注ぐこと。「一意専心環境問題に取り組む」
[類語]ひたすらいちずひたむき一筋ただただただ専一ひとえに一心一念一路一散一目散一直線一本槍一点張り一辺倒営営せっせ遮二無二無二無三がむしゃら一心不乱脇目も振らずまっしぐらしゃかりきしゃにむに無心粉骨砕身無我夢中熱中夢中直線的専心専念没入没頭没我傾注傾倒猪突猛進ストレート我を忘れるこんを詰める身を入れる身を砕く心血を注ぐ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一意専心」の意味・読み・例文・類語

いちい‐せんしん【一意専心】

  1. 〘 名詞 〙 ひたすら一つの事に心を集中すること。専心一意
    1. [初出の実例]「一意専心に究めた〈略〉妖術教の奥義から」(出典:星を造る人(1922)〈稲垣足穂〉)
    2. [その他の文献]〔管子‐内業〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「一意専心」の解説

一意専心

ひたすら一つの事に心を集中すること。

[使用例] 私には、身についた封建的しつけ無闇といとわしい時期があって、二十歳という若さで父と死別したのに乗じ、それまでとは逆の方向へ一意専心つっぱしった[尾崎一雄まぼろしの記|1961]

[使用例] 着任の感想といっても、改まってないが、幸い健康も恢復したし、一意専心任務に励むつもりだ[阿川弘之米内光政|1978]

[解説] 「一意」は、ひたすらそのことだけに心を注ぐこと。

[類語] せんしんいち

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android