一昔(読み)ひとむかし

精選版 日本国語大辞典 「一昔」の意味・読み・例文・類語

ひと‐むかし【一昔】

〘名〙 昔として感じられるほどの過去。ばくぜんと考えられるひと時代前。現在ではふつう一〇年以前をいうが、一七年・二一年・三三年・六六年以前をさしても用いられた。
山家集(12C後)下「播磨の書写へまゐるとて、野中清水を見ける事ひとむかしになりにけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「一昔」の意味・読み・例文・類語

ひと‐むかし【一昔】

もう昔のことになったと感じられるほどの過去。「もう一昔も前の話だ」「十年一昔
[類語]過去往時当時いにしえ往年旧時昔年往日昔日昔時往昔往古古昔在りし日

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

道頓堀川

大阪府中部,大阪市の中央部にある運河。東横堀川から中央区の南部を東西に流れて木津川にいたる。全長約 2.5km。慶長17(1612)年河内国久宝寺村の安井道頓が着工,道頓の死後は従弟の安井道卜(どうぼ...

道頓堀川の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android