一路平安(読み)イチロヘイアン

デジタル大辞泉 「一路平安」の意味・読み・例文・類語

いちろ‐へいあん【一路平安】

中国語で「道中ご無事で」の意》旅立つ人の道中の無事を祈る言葉

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精選版 日本国語大辞典 「一路平安」の意味・読み・例文・類語

いちろ‐へいあん【一路平安】

  1. 〘 名詞 〙 旅立つ人の途中平安を祈っていう語。道中御無事でごきげんようの意。
    1. [初出の実例]「朝廷も〈略〉自分達の一路平安を祈られたではないか」(出典:遣唐船(1936)〈高木卓〉一)
    2. [その他の文献]〔紅楼夢‐一四回〕

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四字熟語を知る辞典 「一路平安」の解説

一路平安

旅立つ人の途中の平安を祈っていう語。道中御無事でごきげんようという意味

[使用例] 朝廷も特にきぬがさやまの南に祭壇を設けて自分達の一路平安を祈られたではないか、と仲麿は答えた[高木卓遣唐船|1936]

[使用例] 「大人、再会再会」と口を揃えて言った。「一路平安なれかし」「多謝多謝」[小田嶽夫城外|1936]

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とっさの日本語便利帳 「一路平安」の解説

一路平安

仕事が順調に進むこと。また旅立ちにあたって前途が無事平安であることを祈っていう。

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