一連・一列・一行(読み)ひとつら

精選版 日本国語大辞典 「一連・一列・一行」の意味・読み・例文・類語

ひと‐つら【一連・一列・一行】

〘名〙
同類としてひと続きに並ぶ様子。また、そのもの。いちれつ。いっこう。
※按納言集(1186‐87頃)恋「芝かこふ園の瓜生の一つらになる年ならばまくりあへかし」
同族一族
③ 同じ程度。いっしょ。同列
洒落本・世説新語茶(1776‐77か)変語「下ざまの祝言とひとつらにゃアいはれねへ」
④ ひたすらなこと。一途
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉五「恋ふる心は生憎に、胸ひとつらに増すかがみ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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