精選版 日本国語大辞典 「一重」の意味・読み・例文・類語
いち‐じゅう ‥ヂュウ【一重】
[1] 〘名〙
② (形動) ひときわ程度のはなはだしいこと。一段ときわだっているさま。
※貞享版沙石集(1283)四「まづ世間の名利をすつる、一重の妄苦をはなるるはじめなり」
[2] 〘副〙 いっそう。一段と。
※玉塵抄(1563)三一「一重上(うえ)を坡が云たぞ」
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