一門普門(読み)イチモンフモン

デジタル大辞泉 「一門普門」の意味・読み・例文・類語

いちもん‐ふもん【一門普門】

仏語一つの教えを体得すれば、すべての教えが理解できるようになるということ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一門普門」の意味・読み・例文・類語

いちもん‐ふもん【一門普門】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。一つの教えに通ずると、自然にすべての教えに到達することができるという意。一門は一つの功徳、一つの智慧、一つの行などを意味し、普門はそれぞれいっさいを包含するものをさす。
    1. [初出の実例]「一門普門の修行によて、所得の果相、各別なり」(出典:御伽草子・付喪神(室町時代小説集所収)(室町中))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android