丁子霞(読み)チョウジガスミ

デジタル大辞泉 「丁子霞」の意味・読み・例文・類語

ちょうじ‐がすみ〔チヤウジ‐〕【丁子×霞】

日本画で、構図を引き締めるために画面上下または中途金箔砂子すなごなどで描かれる、かすみのたなびく形。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「丁子霞」の意味・読み・例文・類語

ちょうじ‐がすみチャウジ‥【丁子霞】

  1. 〘 名詞 〙 日本画の構図法一つ。構図が複雑になることを避け、絵の主要部分を引き立たせるために、画面の上下または中途に金箔・砂子などで霞のたなびくさまを描くこと。また、その霞。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android