七雄(読み)しちゆう(英語表記)Qi-xiong; Ch`i-hsiung

精選版 日本国語大辞典 「七雄」の意味・読み・例文・類語

しち‐ゆう【七雄】

[一] 中国戦国時代の七強国。すなわち、秦・楚・燕・斉・趙・魏・韓のこと。〔延宝八年合類節用集(1680)〕 〔班固‐答賓戯設難〕
[二] 日本戦国時代における七諸侯。すなわち、織田信長・毛利元就・今川義元武田信玄上杉謙信北条氏康豊臣秀吉のこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「七雄」の意味・読み・例文・類語

しち‐ゆう【七雄】

日本の戦国時代の七諸侯。織田信長毛利元就もうりもとなり今川義元武田信玄上杉謙信北条氏康ほうじょううじやす豊臣秀吉のこと。
中国の戦国時代の七強国。しんえんせいちょうかんのこと。戦国七雄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版 「七雄」の意味・わかりやすい解説

しちゆう【七雄 Qī xióng】

中国,戦国時代の7強国のことで戦国の七雄といい,秦,楚,斉,燕,韓,魏,趙を指す。中原の大国晋が卿(けい)(重臣)によって韓,魏,趙の3国に分割された紀元前5世紀後半になると,東方では権臣田氏が実権を握る斉,北方には旧大国の燕,西方には発展途上の秦,南方には広大な領土を誇る楚の7ヵ国が成立し終わり,世は戦国時代に入る。これら七雄の中でまず大きな発展をとげたのは中原の文明国の魏であり,ついで東方の経済大国の斉であった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「七雄」の意味・わかりやすい解説

七雄
しちゆう
Qi-xiong; Ch`i-hsiung

中国の戦国時代に活躍した7諸侯国。秦,魏,韓,趙,楚,燕,斉をさし,漢代から戦国の七雄と呼称された。戦国初期には魏が強く,続いて稷下 (しょっか) の学で有名な威王・宣王時代の斉が強く,後期商鞅 (しょうおう) を用いた孝公からの秦が強大になり,ついに他の6国を併合した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

普及版 字通 「七雄」の読み・字形・画数・意味

【七雄】しちゆう

戦国の七雄等。

字通「七」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「七雄」の解説

七雄
しちゆう

戦国の七雄

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

激甚災害

地震や風雨などによる著しい災害のうち、被災地域や被災者に助成や財政援助を特に必要とするもの。激甚災害法(1962年成立)に基づいて政令で指定される。全国規模で災害そのものを指定する「激甚災害指定基準に...

激甚災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android