万国新聞紙(読み)ばんこくしんぶんし

百科事典マイペディア 「万国新聞紙」の意味・わかりやすい解説

万国新聞紙【ばんこくしんぶんし】

幕末明治初年の不定期邦字新聞。1867年英国人牧師ベーリーBaileyが横浜創刊。海外ニュース,学術紹介のほか初めて国内ニュースを報道記者は,大槻文彦星亨ら。1869年廃刊。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「万国新聞紙」の意味・わかりやすい解説

万国新聞紙
ばんこくしんぶんし

イギリスの牧師 B.ベーリーが慶応3 (1867) 年1月に創刊した日本語新聞。大槻文彦や星亨らが記者として参加し,イギリスを中心とした海外ニュースのほか,国内ニュースを報道した最初の新聞として有名。明治1 (68) 年の太政官布告多くの新聞が姿を消したのちも,治外法権に基づいて発行を続けた。同2年4月発行の第 17集までが残存している。

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