万願寺甘とう(読み)まんがんじあまとう

事典 日本の地域ブランド・名産品 「万願寺甘とう」の解説

万願寺甘とう[香辛料]
まんがんじあまとう

近畿地方京都府の地域ブランド。
京都府舞鶴市万願寺地区を中心とした舞鶴地方産のとうがらし。大正時代末期から昭和の初期に舞鶴市万願寺で誕生したという。昔は舞鶴地方のみに流通していた。形状・肉質などから、伏見とうがらしカリフォルニア・ワンダー系との交配と推定されるが、詳細は明らかではない。大型のとうがらし。やわらかく甘味があり、種も少なく食べやすいことが特徴。実ったとうがらしのなかで目を引く白い花がやがて実となり、およそ1ヶ月かけて万願寺甘とうになる。2008(平成20)年7月、特許庁地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5150710号。地域団体商標の権利者は、全国農業協同組合連合会

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「万願寺甘とう」の解説

万願寺甘とう

京都府舞鶴市万願寺地区を中心とする舞鶴地域で生産される大型のトウガラシ。地域団体商標。品種万願寺とうがらし

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