三冠王(読み)サンカンオウ

デジタル大辞泉 「三冠王」の意味・読み・例文・類語

さんかん‐おう〔サンクワンワウ〕【三冠王】

野球で、1シーズンに首位打者打点王・本塁打王の三つタイトルを獲得した選手。スキー競技などで、3部門で首位を独占した選手にもいう。トリプルクラウン
[補説]日本プロ野球での三冠王球団は当時のもの)

選手球団獲得年度
中島治康巨人昭和13年(1938)
野村克也南海昭和40年(1965)
王貞治
巨人昭和48年(1973)
昭和49年(1974)
落合博満ロッテ昭和57年(1982)
昭和60年(1985)
昭和61年(1986)
ブーマー=ウェルズ阪急昭和59年(1984)
ランディ=バース阪神昭和60年(1985)
昭和61年(1986)
松中信彦
ダイエー平成16年(2004)
村上宗隆ヤクルト令和4年(2022)

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精選版 日本国語大辞典 「三冠王」の意味・読み・例文・類語

さんかん‐おうサンクヮンワウ【三冠王】

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] triple crown の訳語 )
  2. 野球の一シーズンにおいて、首位打者・打点王・本塁打王の三つのタイトルを独占した選手。
    1. [初出の実例]「プロ野球初の三冠王が実現するかもしれない」(出典:完全試合(1961)〈佐野洋〉六)
  3. スキー競技で、滑降・回転・大回転の三種目のいずれにも首位となった選手。現在では、スーパー大回転が加わり四冠王となる。
  4. 一般に、特定分野の三部門で一位となった人。

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百科事典マイペディア 「三冠王」の意味・わかりやすい解説

三冠王【さんかんおう】

勝負の世界で,3つのタイトルを独占した者に与えられる称賛の辞。野球では,打率,打点,本塁打の3部門のタイトルを独占することをいう。1938年,読売巨人軍の中島治康〔1910-1987〕が日本プロ野球史上初の三冠王となった。しかし,その当時はまだ三冠王のタイトルはなく,その成績は戦後リサーチにより認められた。第2次大戦後では,ドラフト会議(ドラフト制度参照)が始まった1965年に南海ホークスの野村克也が2リーグ分裂後初めての三冠王に輝いた。つづいて,読売巨人軍が前人未踏の日本シリーズ9連覇を果たした1973年に,王貞治が3人目の三冠王となり,さらに王選手は翌1974年にも三冠王を獲得し,大リーグにも例をみない偉業を達成した。その他には,ロッテ・オリオンズ時代の落合博満(通算3回),阪急ブレーブスのブーマーBoomer(本名グレゴリー・ウェルズ),阪神タイガースのランディー・バース(通算2回)が三冠王に輝いている。

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デジタル大辞泉プラス 「三冠王」の解説

三冠王

日本のテレビアニメ『タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン』(1982-1983)に登場する巨大ロボット。操縦者は豪速九(ごうそっきゅう)(イッパツマン)。マンモス型メカ、トッキュウマンモスと戦闘機、弾丸ヘッド号が合体して完成。

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とっさの日本語便利帳 「三冠王」の解説

三冠王

最終的に、打率、打点、ホームランの三部門でリーグトップになった選手。トリプルクラウン。

三冠王

→「日常生活で役に立つ!編 スポーツ用語」の「三冠王」

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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