精選版 日本国語大辞典 「三国」の意味・読み・例文・類語
さん‐ごく【三国】
みくに【三国】
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①〔中国〕中国で後漢の滅亡後に鼎立(ていりつ)した魏,呉,蜀(しょく)(蜀漢)の3国,あるいはその時代。後漢末の郡雄のなかで,後漢の献帝を擁した曹操(そうそう)は,202年袁紹(えんしょう)を破って華北を統一し,208年荊州(けいしゅう)の劉琦(りゅうき)を攻めたが,赤壁の戦いで,父の孫堅(そんけん)以来しだいに江南に勢力を占めた孫権と,劉琦の客将であった劉備(りゅうび)の連合軍に敗れ,劉備は211年蜀に入ってこれに拠り,荊州は呉に奪われた。こうして3国の鼎立状態が生まれたが,220年曹操の子曹丕(そうひ)が献帝の譲位を受けて帝位につくと,翌年劉備が,222年孫権も帝位について,魏,蜀,呉の3国ができた。このうち蜀が最も小さく,丞相(じょうしょう)諸葛亮(しょかつりょう)の死後,263年魏に滅ぼされたが,265年魏は実力者の司馬氏に奪われて晋(西晋)となり,280年晋は呉を併せて天下を統一した。
②〔朝鮮〕朝鮮の古代国家である高句麗,百済,新羅の総称。およそ紀元前後に高句麗が中国遼寧省桓仁(かんじん)を中心に成立し,やがて鴨緑江流域に勢力を築いた。4世紀には朝鮮半島中・南部で韓族の統合が進み,馬韓(ばかん)の伯済(はくさい)国(ソウル地方)が百済に,やや遅れて辰韓(しんかん)の斯盧(しろ)国(慶州地方)が新羅に成長。以後,朝鮮半島は三国抗争の時代に入り,やがて唐と連合した新羅が660年に百済を,そして668年に高句麗を滅ぼして朝鮮半島の統一的支配権を確立した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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