三態(読み)サンタイ

デジタル大辞泉 「三態」の意味・読み・例文・類語

さん‐たい【三態】

純粋な物質のとる三つ状態温度圧力により、一般に固体液体気体のいずれかの状態をとる。条件によっては、過冷却による準安定状態や臨界状態もとりうる。三相。物質の三態。

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精選版 日本国語大辞典 「三態」の意味・読み・例文・類語

さん‐たい【三態】

  1. 〘 名詞 〙 物質がとる三種の状態。固体・液体・気体をいう。
    1. [初出の実例]「此れは云はば固液気三態の原子構造の説明と見られる」(出典:ルクレチウスと科学(1929)〈寺田寅彦〉二)

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