三物売(読み)みつものうり

精選版 日本国語大辞典 「三物売」の意味・読み・例文・類語

みつもの‐うり【三物売】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代、正月元日、俳諧歳旦三物をつくって出版し、「連歌俳諧の三物」と呼んで売り歩いたこと。また、その人。《 季語新年 》 〔俳諧・新季寄(1802)〕
  3. 古着類を売り歩くこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「三(みツ)もの売(ウリ)とて、古小袖をあきなふ者の方より」(出典談義本・豊年珍話(1760)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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