上中下(読み)かみなかしも

精選版 日本国語大辞典 「上中下」の意味・読み・例文・類語

かみ【上】 中(なか)(しも)

  1. 身分等級などの上位中位下位と。また、その人やそのもの。
    1. [初出の実例]「枝を折りてかざしにさして、かみなかしもみな歌よみけり」(出典:伊勢物語(10C前)八二)
  2. 世のすべての人。
    1. [初出の実例]「その芸あさましくいぶせければ、かみ中下までもよく聞しりて、わらひをもよほす事なりければ」(出典:御伽草子・福富長者物語(室町末))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む