上医は国を医す(読み)ジョウイハクニヲイヤス

デジタル大辞泉 「上医は国を医す」の意味・読み・例文・類語

上医じょういくにいや

《「国語」晋語から》すぐれた医者は、国の疾病である戦乱弊風などを救うのが仕事であって、個人病気を治すのはその次である。

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精選版 日本国語大辞典 「上医は国を医す」の意味・読み・例文・類語

じょうい【上医】 は 国(くに)を医(い)

  1. すぐれた医者というものは、戦乱や弊風などの国の疾病をなおすもので、個人の病気をなおすのはその次であるということ。
    1. [初出の実例]「上医は国を医する、と古人も云った」(出典:黒潮(1902‐05)〈徳富蘆花〉一)
    2. [その他の文献]〔国語‐晉語八〕

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