出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
北海道中央部,上川支庁上川郡の町。人口4532(2010)。石狩川の最上流部にあたり,大雪山火山群と石狩山地,北見山地の山岳地帯で,層雲峡をはじめとする景勝地が多く,広大な原生林が広がり,大雪山国立公園の指定地域が広い。1937年石北本線が全通してから開発が進んだ。森林が町域の9割以上を占め,大部分が国有林で,製材と木材加工の行われる林業の町である。石狩川と支流の留辺志部(るべしべ)川流域は高冷稲作地であるが,大規模草地も造成されて農業は肉牛・乳牛飼養が中心となってきた。層雲峡温泉は道内有数の温泉郷で,ほかに愛山渓温泉,高原温泉がある。ニジマスなどの養殖が行われ,愛山渓では地熱開発の調査が実施されている。
執筆者:岡本 次郎
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
新潟県北東部、東蒲原郡(ひがしかんばらぐん)にあった旧村名(上川村(むら))。旧上川村は常浪(とこなみ)川上流地方の通称であった上川郷を村名とする。2005年(平成17)東蒲原郡津川(つがわ)町、鹿瀬(かのせ)町、三川(みかわ)村と合併して阿賀(あが)町となり、阿賀町の南部を占める。御神楽(みかぐら)岳、高陽山など1000メートル級の山に囲まれた豪雪地帯。各集落は、新潟・福島県境山地のY字形小支谷に分散する山村で、近世は小出紙の産地として知られた。上流の室谷・小瀬ヶ沢洞窟(どうくつ)は県下のもっとも古い縄文遺跡で国指定史跡。また極楽(ごくらく)寺の野中ザクラは国指定天然記念物。
[山崎久雄]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...
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