上月城跡(読み)こうづきじようあと

日本歴史地名大系 「上月城跡」の解説

上月城跡
こうづきじようあと

[現在地名]上月町上月 荒神

佐用川西岸の標高一九四メートルの荒神こうじん山山頂にある中世の山城跡。荒神山上月城とも称する。通説では荒神山から谷を挟んだ北側の太平たいへい(二八〇メートル)の山頂に築かれていたが、のち荒神山に築城されたとされるが不詳。太平山にも小規模な山城遺構が認められ、太平山上月城の通称が残る。当城は赤松円心の嫡男範資を祖とする赤松七条家が拠ったことから七条しちじよう城ともいう(天正六年一月二日「羽柴秀吉感状写」生駒家宝簡集など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android