上縁(読み)うわべり

精選版 日本国語大辞典 「上縁」の意味・読み・例文・類語

うわ‐べり うは‥【上縁】

〘名〙 上のへり。上部ふち
武蔵野(1887)〈山田美妙〉上「具足の威(おどし)濃藍で、〈略〉そして胴の上縁(ウハベリ)は離山路(はなれやまみち)で簡単(あっさり)囲まれ」

じょう‐えん ジャウ‥【上縁】

〘名〙 上側のふち。うわべり。⇔下縁(かえん)
地中海漁港(1967)〈小川国夫〉「片側は平たい石を積んだ塀で、上縁からオリーブの枝が覗いていた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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