下味(読み)シタアジ

デジタル大辞泉 「下味」の意味・読み・例文・類語

した‐あじ〔‐あぢ〕【下味】

調理をする前に、あらかじめ材料に味つけをしておくこと。「塩・胡椒こしょう下味をつける」
相場が下がり気味になること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「下味」の意味・読み・例文・類語

した‐あじ‥あぢ【下味】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 相場が下がっていく傾向にあること。下足取。安定取。〔取引所用語字彙(1917)〕
  3. 味見のこと。
    1. [初出の実例]「武は山に居た頃爺の作った濁酒の下味をしたことがあり」(出典:津軽の野づら(1935)〈深田久彌〉帰京)
  4. 肉、魚、野菜などの材料に、調味料香辛料であらかじめ味をつけておくこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「下味」の解説

したあじ【下味】

料理で、下ごしらえとして材料にあらかじめ調味料・香辛料などで味をつけておくこと。またその味。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android