しもつけ【下野】
〘名〙
バラ科の落葉低木。各地の
山地に生え、観賞用に庭などに植えられる。高さ約一メートル。葉は互生し、短柄があり、葉形に
変異が多いが、ふつう長さ五~八センチメートルの
広卵形で
両端はとがり縁に
鋸歯(きょし)があり、
裏面は粉白色。
初夏、枝先に径七センチメートル内外のほぼ平たい花序を出して、径約五ミリメートルの
淡紅色の五弁花を多数つける。
漢名、繍線菊。き
しもつけ。《季・夏》
※枕(10C終)六七「しもつけの花。葦の花」
げ‐や【下野】
〘名〙
官職を辞して、
民間に下ること。また、与党から
野党になること。〔いろは引現代語大辞典(1931)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「下野」の意味・読み・例文・類語
しもつけ【下野】
《「しもつけの(下毛野)」の略》

旧国名の一。大半が現在の栃木県。ごく一部が群馬県桐生市にあたる。野州。
栃木県中南部にある市。石橋・小金井は江戸時代は日光街道の宿場町として栄えた。平成18年(2006)1月、南河内町・石橋町・国分寺町が合併して成立。人口5.9万(2010)。
バラ科の落葉低木。山野に自生。高さ約1メートル。葉は長楕円形。夏、淡紅色の小花が群がり咲く。名は、下野の国で発見されたことにちなむ。繍線菊。木下野。《季 夏》「―を地に並べけり植木売/青々」
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出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
普及版 字通
「下野」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
下野 (シモツケ)
学名:Spiraea japonica
植物。バラ科の落葉低木,園芸植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報