下馬評(読み)ゲバヒョウ

デジタル大辞泉 「下馬評」の意味・読み・例文・類語

げば‐ひょう〔‐ヒヤウ〕【下馬評】

下馬先主人を待っている間、供の者がしあう批評の意》第三者が興味本位にするうわさ・批評。「下馬評に上る」
[類語]評判風聞風説風評風声ふうせい風の便り世評取り沙汰ざた巷説こうせつ浮説流説流言飛語流言飛語虚説空言俗言前評判デマゴシップ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「下馬評」の意味・読み・例文・類語

げば‐ひょう‥ヒャウ【下馬評】

  1. 〘 名詞 〙 ( 下馬先で、主人を待っている間に、供奴(ともやっこ)たちがしあう批評やうわさ話の意から ) 責任のないところで種々の評をすること。また、その評判。世間の取りざた。
    1. [初出の実例]「当落の下馬評区々に亙り、殆ど其甲乙を判ずる能はざる位なりしが」(出典:時事新報‐明治三六年(1903)三月三日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android