不吉(読み)フキツ

デジタル大辞泉 「不吉」の意味・読み・例文・類語

ふ‐きつ【不吉】

[名・形動]縁起が悪いこと。不運の兆しがあること。また、そのさま。不祥。「不吉予感がする」「不吉な夢」
[派生]ふきつさ[名]
[類語]不祥不運非運悲運衰運不遇アンラッキーまがまがしい凶事凶兆厄日不祝儀夢騒がし縁起でもない

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精選版 日本国語大辞典 「不吉」の意味・読み・例文・類語

ふ‐きつ【不吉】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 前兆のよくないこと。縁起の悪いこと。また、そのさま。不祥。不瑞。凶。ふきち。
    1. [初出の実例]「召道言朝臣・泰長等、春日詣吉不占之、不吉之由各以所申」(出典:後二条師通記‐康和元年(1099)正月二八日)
    2. 「こんな不吉(フキツ)な内に居るもんか」(出典:滑稽本浮世風呂(1809‐13)三)
    3. [その他の文献]〔書経‐盤庚中〕

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