不断(読み)フダン

デジタル大辞泉 「不断」の意味・読み・例文・類語

ふ‐だん【不断】

[名・形動]
1 とだえないで続くこと。また、そのさま。「不断な(の)努力」
2 決断力に乏しいこと。また、そのさま。「優柔不断」
3 (「普段」とも当てて書く)日常のこと。副詞的にも用いる。平生へいぜい。いつも。「不断の心がけ」「不断から注意している」「不断テレビはあまり見ない」
→普通[用法]
[アクセント]1・2はフダン、3はフダン。
[類語](1)引き続き・綿綿・縷縷・続続・延延・長長・脈脈・続けざま・立て続け・ぶっ続け・連綿・次次・相次いで・じゃんじゃん・どしどし・踵きびすを接する・芋蔓式・引きも切らず・引っ切り無し・我も我も・矢継ぎ早・畳み掛ける・しょっちゅう・のべつ・常に・絶えず・終始・始終・ずっと・日夜・夜昼・明け暮れ・明けても暮れても・寝ても覚めても・朝な夕な・昼夜をおかず・昼夜を分かたず・夜を日に継ぐ・ずるずるべったり・のべつ幕無し/(2)物静か・内気・弱気・引っ込み思案・気弱・内弁慶・陰弁慶・臆病・大人しい・こわがり・小心・小胆・怯懦きょうだ・怯弱きょうじゃく・意気地なし・小心翼翼・弱腰・薄弱・惰弱・柔弱・軟弱・優柔・柔やわい・柔やわ・弱弱しい・女女しい・弱音を吐く・音を上げる・悲鳴を上げる・気が弱い・腰が弱い・煮え切らない・肝が小さい・肝っ玉が小さい・温順・柔順・従順・温柔・温良・順良・素直・穏和・おだやか・おとなしやか・控えめ・優しい・内向的・人見知り・しんねりむっつり・シャイ・心静か・安らか・安穏・のどか・悠長・悠然・悠悠・悠揚・浩然・どっしり・気長・伸び伸び・伸びやか・のんびり・屈託無い・自然体・のんどり・しなやか・しとやか・なよやか・なよなよ・しっとり・物柔らか・静静しずしず・ソフト・おっとり・婉然えんぜん・しおらしい・閑語・たおやか・ナイーブ・心優しい・柔和・温雅・鷹揚おうよう・静心しずこころ・従容しょうよう・悠悠閑閑・おおどか・つつましい・奥ゆかしい・泰然自若・平静・冷静・しみじみ・しっぽり・しんみり・静まる・温顔・温容・春風駘蕩たいとう・穏便・粛粛・静謐せいひつ・静粛/(3)日頃ひごろ・常日頃つねひごろ・常・常常・いつも・平生へいぜい・平素・日常・平常・通常・常時・常住・行住座臥ぎょうじゅうざが・常に・絶えず・終始・始終・ずっと・日夜・夜昼・絶え間ない・明け暮れ・明けても暮れても・寝ても覚めても・朝な夕な・昼夜をおかず・昼夜を分かたず・夜を日に継ぐ

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精選版 日本国語大辞典 「不断」の意味・読み・例文・類語

ふ‐だん【不断】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. ① 物事が絶えないこと。絶え間なく続くこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「忠こその阿闍梨も、大願を立てて、聖天の法をふだんに行ひ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)菊の宴)
    2. [その他の文献]〔漢書‐劉向伝〕
  3. ② ( あて字で「普段」とも。副詞的にも用いる ) いつも同じようであること。はじめからすこしも変わらないこと。いつもの状態であるさま。いつも。へいぜい。通常。日常。〔名語記(1275)〕
    1. [初出の実例]「美女美景なればとて、不断(フダン)見るにはかならずあく事身に覚て」(出典:浮世草子・好色一代女(1686)三)
  4. ③ 決断力がないこと。ぐずぐずしていること。また、そのさま。〔漢書‐元帝紀賛〕

不断の補助注記

②の意味に対応するようにあてられた表記は「平常」「平日」「平生」のほか、「平素」(永井荷風「腕くらべ‐一八」)などが見られる。現在使用されている「普段」は明治以降のあて字。

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普及版 字通 「不断」の読み・字形・画数・意味

【不断】ふだん

たえぬ。たゆまぬ。〔漢書、劉向伝〕夫(そ)れ疑(こぎ)の心を執るは、讒の口を來(きた)し、不斷のを持するは、群枉の門を開く。

字通「不」の項目を見る。

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世界大百科事典(旧版)内の不断の言及

【暦注】より

…しかし,戦後になって出版の自由は暦注の自由となり再び盛大に行われるようになった。暦注の日取りについては節切り,月切り,不断の三つの方法がある。節切りとは節月を用いることで,例えば江戸時代最高の凶日とされた黒日は,正月は戌(いぬ)の日,2月は辰(たつ)の日というように月によって異なる十二支の日が当てられるが,この場合の正月とは正月節立春から2月節啓蟄(けいちつ)の前日までのことで暦月ではない。…

※「不断」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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