不遜(読み)フソン

デジタル大辞泉 「不遜」の意味・読み・例文・類語

ふ‐そん【不遜】

[名・形動]へりくだる気持ちがないこと。思いあがっていること。また、そのさま。「不遜態度
[類語]傲岸暴慢慢心野放図勝手わがまま横着身勝手得手勝手手前勝手自己本位好き放題好き勝手気随気ままほしいまま恣意的しいてき利己的エゴイスチック好き自分勝手気任せ奔放自由尊大横柄傲然高慢傲慢驕慢倨傲大風おおふう高姿勢高飛車高圧的居丈高権柄尽く・偉そう・口幅ったい僭越越権態度が大きい我が物顔空威張り野太い図太い太い豪胆厚かましい図図しいふてぶてしいおこがましいえげつないいけ図図しい猛猛しい虫がいい厚顔厚顔無恥鉄面皮破廉恥面の皮が厚い心臓が強い心臓に毛が生えている恥知らず傍若無人人を人とも思わない眼中人無し聞く耳を持たない横紙破りふんぞり返る自己中人も無げ

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精選版 日本国語大辞典 「不遜」の意味・読み・例文・類語

ふ‐そん【不遜】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 謙遜でないこと。おごりたかぶっていること。また、そのさま。おうへい。高慢。傲慢。
    1. [初出の実例]「詞多不遜也」(出典:権記‐長保三年(1001)一〇月三日)
    2. 「唐代宗の時に、郭子儀が子郭曖公主を尚せり。曖不遜のことばあり」(出典:随筆・秉燭譚(1729)五)
    3. [その他の文献]〔論語‐述而〕

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