与圧胴体(読み)よあつどうたい

世界大百科事典 第2版 「与圧胴体」の意味・わかりやすい解説

よあつどうたい【与圧胴体】

大気高空へいくほど気圧が低くなるので,航空機に乗って飛ぶ場合,そのままでは高度3000m以上になると酸素不足人間能力が低下する。また人間は急な気圧の変化にも弱い。そこで現在の航空機は,軽飛行機うちの簡単なものやヘリコプターを除くほとんどが,高空を飛行中は,室内の気圧を外の大気圧より上げて低高度の気圧に保つようにしている。これを与圧といい,与圧する部分を与圧室pressurized cabinと呼ぶ。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

推し

他の人にすすめること。また俗に、人にすすめたいほど気に入っている人や物。「推しの主演ドラマ」[補説]アイドルグループの中で最も応援しているメンバーを意味する語「推しメン」が流行したことから、多く、アイ...

推しの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android