与次郎人形(読み)ヨジロウニンギョウ

精選版 日本国語大辞典 「与次郎人形」の意味・読み・例文・類語

よじろう‐にんぎょうヨジラウニンギャウ【与次郎人形】

  1. 〘 名詞 〙 小児の玩具。紙製人形に笠をつけ、細い串を両方の脇の下にさし、末のひらいた所におもりをつけたもの。これを指先に立てると、おもりでつり合い、立って踊るようにみえる。一説に、与次郎がこの人形を回して物を乞い歩いたからとも、また、鳥追笠をかぶった叩(たたき)の与次郎が物を乞う時の踊りのさまに似ているからともいう。おどろん。笠人形。つりあい人形。彌次郎兵衛。与次郎。与次郎兵衛。〔随筆・嬉遊笑覧(1830)〕
    1. 与次郎人形〈江都二色〉
      与次郎人形〈江都二色〉

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む