与り知る(読み)アズカリシル

デジタル大辞泉 「与り知る」の意味・読み・例文・類語

あずかり‐し・る〔あづかり‐〕【与り知る】

[動ラ五(四)]多く打消しの語を伴って用いる)その事に関係して知っている。関知する。関与する。「当方の―・るところではない」

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精選版 日本国語大辞典 「与り知る」の意味・読み・例文・類語

あずかり‐し・るあづかり‥【与知・関知】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 多く後に打消の語を伴って用いる ) かかわりがある。関与する。関知する。
    1. [初出の実例]「金銀珍宝、およひ、もろもろの、庫蔵を領知(リャウチ)(〈注〉アツカリシレ)すれとも」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)二)
    2. 「真の政権なるものは、〈略〉天皇の与り知らざる所なれども」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉四)

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