世伝御料(読み)セデンゴリョウ

デジタル大辞泉 「世伝御料」の意味・読み・例文・類語

せでん‐ごりょう〔‐ゴレウ〕【世伝御料】

皇室典範上の皇室世襲財産で、土地物件などの分割・譲与が許されないもの。

せいでん‐ごりょう〔‐ゴレウ〕【世伝御料】

せでんごりょう(世伝御料)

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精選版 日本国語大辞典 「世伝御料」の意味・読み・例文・類語

せでん‐ごりょう‥ゴレウ【世伝御料】

  1. 〘 名詞 〙 旧皇室典範による皇室財産制度一つ天皇の世襲財産で、分割したり譲渡したりすることが許されないもの。せいでんごりょう。

せいでん‐ごりょう‥ゴレウ【世伝御料】

  1. 〘 名詞 〙せでんごりょう(世伝御料)

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世界大百科事典(旧版)内の世伝御料の言及

【皇室財産】より

…次に,1885年には宮内省内に御料局が設置され,89年佐渡,生野両鉱山が皇室へ移譲され,89‐90年には府県,北海道をあわせて350万町歩の山林原野が皇室財産に編入された。これら御料財産のうち一部は皇室典範第45条により世伝御料として天皇の地位に付属して永世に伝えられるものとなった。世伝御料とされたものには,宮城・皇居・御所・各離宮・木曾その他の御料地・正倉院宝庫などがある。…

※「世伝御料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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