世塵(読み)せじん

精選版 日本国語大辞典 「世塵」の意味・読み・例文・類語

せ‐じん ‥ヂン【世塵】

〘名〙 世の中のわずらわしい雑事。世の俗事俗塵せいじん
本朝麗藻(1010か)上・暮春与右金吾眺望施無畏寺上方〈藤原伊周〉「今日引君出世塵、施無畏寺許交親
花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉二三山水を賓とし詩書を友とし世塵(セヂン)を脱して閑日を送り」

せい‐じん ‥ヂン【世塵】

〘名〙 世の中のちり世間の煩わしい雑事。俗世間。俗塵。せじん。〔江淹雑体・嵆中散康言志詩〕

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デジタル大辞泉 「世塵」の意味・読み・例文・類語

せ‐じん〔‐ヂン〕【世×塵】

世の中の煩わしい雑事。俗事。せいじん。「世塵を逃れる」
[類語]俗事世故世事俗塵俗用

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普及版 字通 「世塵」の読み・字形・画数・意味

【世塵】せじん

世のうさ。

字通「世」の項目を見る

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