世界最終戦論

山川 日本史小辞典 改訂新版 「世界最終戦論」の解説

世界最終戦論
せかいさいしゅうせんろん

陸軍軍人石原莞爾(かんじ)の構想および著作。1940年(昭和15)立命館出版部刊。今後30年の間に人類覇権をめぐる決戦(最終戦争)がおこり,極限的な殺戮戦ののち,世界は永久的な平和を迎えるという思想。石原は東洋文明を代表する日本と西洋文明を代表するアメリカとの決戦を想定していた。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android