世羅[町](読み)せら

百科事典マイペディア 「世羅[町]」の意味・わかりやすい解説

世羅[町]【せら】

広島県中東部世羅郡の町。吉備(きび)高原の一部を占め,町域中央を南北に通じる国道184号線に沿い主集落があり,東部に福塩線,尾道自動車道が通じる。米作中心の農業地帯で,ピーマンなどの野菜ナシも産する。2004年10月世羅郡世羅西町,甲山町を編入し,町役場を旧甲山町役場とした。278.14km2。1万7549人(2010)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版 「世羅[町]」の意味・わかりやすい解説

せら【世羅[町]】

広島県中東部,世羅郡の町。人口9098(1995)。標高450m前後の世羅台地中央部を占め,南部には甲山盆地がある。瀬戸内海へ流れる芦田川と,日本海へ流れる江の川水系の馬洗川,美波羅川の上流域で,分水嶺をなしている。古くからの水田地帯で,古代から中世にかけては高野山領大田荘に属した。米作,畜産が行われ,近年は高冷地野菜やナシ,リンゴの栽培も始まり,開拓事業として大規模梨園,国営広域営農団地がある。世羅台地周辺は古墳が多く,康徳寺古墳は郡内最大の横穴式石室をもつ円墳として知られる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

推し

他の人にすすめること。また俗に、人にすすめたいほど気に入っている人や物。「推しの主演ドラマ」[補説]アイドルグループの中で最も応援しているメンバーを意味する語「推しメン」が流行したことから、多く、アイ...

推しの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android