世間並(読み)セケンナミ

デジタル大辞泉 「世間並」の意味・読み・例文・類語

せけん‐なみ【世間並(み)】

[名・形動]世間一般と程度が同じであること。普通であること。また、そのさま。「世間並みな(の)生活
[類語]人並み平凡ありきたり凡俗ありふれる普通一般一般的尋常通常平常通例標準標準的平均的つねただ当たり前常並み十人並み月並み凡庸日常茶飯日常茶飯事平平凡凡常套決まりお定まり平板類型的紋切り型芸がないノーマルレギュラースタンダード世間的世俗的通俗通俗的大衆的ポピュラー俗っぽい感傷的涙もろいセンチメンタル浪花節的

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精選版 日本国語大辞典 「世間並」の意味・読み・例文・類語

せけん‐なみ【世間並】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 世間一般の例にもれないこと。ふつうであること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「世間なみにこがれて見るや月の舟〈林鹿〉」(出典:俳諧・詞林金玉集(1679)一二)
    2. 「世間並(セケンナミ)に売た所が十二文だス」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)四)

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