世界大百科事典 第2版 「中原高句麗碑」の意味・わかりやすい解説 ちゅうげんこうくりひ【中原高句麗碑】 韓国,忠清北道中原郡可金面竜田里の立石部落で1979年に発見された,三国時代高句麗の石碑。碑石は花コウ岩を使った四角石柱形を呈し,大きさはおよそ高さ135cm,幅56cm,厚さ37cm。前面には,第1行目の〈五月中高麗大王祖王令還新羅寐錦世世為願如兄如弟〉の23字に始まり10行,ついで左側面には同じく23字で7行まで銘文が残っているが,計391字分のうち,約244字が判読された。また,右側面でも7字分が判読されており,未判読の後面とともに,四面碑であった可能性が強い。 出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報