精選版 日本国語大辞典 「中生動物」の意味・読み・例文・類語
ちゅうせい‐どうぶつ【中生動物】
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原生動物と後生動物との中間動物としてかつて二胚虫(にはいちゅう)類に与えられた名称。現在では扁形動物門(へんけいどうぶつもん)の1綱として扱われ、二胚虫類と直遊虫類との2目からなる。この動物群は一般に顕微鏡視的な大きさで、外形は帯状(前者)か円錐(えんすい)状(後者)。海産動物の体内に寄生するため内部構造はきわめて単純化しているが、生活史の一時期には例外なく体表に繊毛域を有する。体内には数個から数十個の細胞があり、これらから新個体が形成される。
中生動物という語はかつては体系だった分類学上の一群ではなく、体制が簡単で個体の発生過程における桑実(そうじつ)期または中実胞胚(ちゅうじつほうはい)期に相当するような動物群のことであった。ところが、その後の研究によりその大部分はほかの動物群中に編入されるようになってしまった。たとえば、AmoebophryaやNeresheimeria、Haplozoonは渦鞭毛虫類(うずべんもうちゅうるい)に、Physemariaは有孔虫類に、TreptoplaxとXenoturbellaはクラゲ類に、Buddenbrockiaは退化した線虫類として扱われ、原生動物と後生動物とを結ぶという厳密な意味での中生動物は、板生動物のTrichoplax(センモウアメーバヒラムシ)だけといわれている。
[鈴木 實]
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