中途半端(読み)チュウトハンパ

デジタル大辞泉 「中途半端」の意味・読み・例文・類語

ちゅうと‐はんぱ【中途半端】

[名・形動]始めた物事が完了しないでいること。態度などが徹底せず、どっちつかずの状態であること。また、そのさま。「何をやらせても中途半端で終わる」「中途半端な態度」
[類語]半端なまはんか宙ぶらりん不備不正確不十分不完全不徹底不行き届きなまじなまじっかなまなかなまじい生煮え生ぬるい手ぬるいおざなりなおざり微温的いい加減適当ぞんざい投げ遣りちゃらんぽらん行きあたりばったり

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精選版 日本国語大辞典 「中途半端」の意味・読み・例文・類語

ちゅうと‐はんぱ【中途半端】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 物事の完成にまで達しないこと。また、どっちつかずで徹底しないさま。ちゅうとなか。
    1. [初出の実例]「君は能く僕の事を中途半端だといって攻撃しましたな」(出典:其面影(1906)〈二葉亭四迷〉七七)

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四字熟語を知る辞典 「中途半端」の解説

中途半端

物事の完成にまで達しないこと。どっちつかずで徹底しない様子

[活用] ―な。

[使用例] 老妓でもなく若くもない中途半端な自前の姐さん達[永井荷風腕くらべ|1916~17]

[使用例] あんたはいつか僕のことを、中途半端な人間だと言っただろう[梅崎春生幻化|1965]

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