まる‐た【丸太】
〘名〙
① 皮をはいだままの丸い
材木。まるたんぼう。まろた。まるき。
※俳諧・犬子集(1633)一四「
古川の辺に家居をやせん 二本の杉の丸太を柱にて〈慶友〉」
② (頭の丸いことから①を連想し、転びやすいことを掛けて) 比丘尼姿の
私娼。
丸太舟。
※浄瑠璃・主馬判官盛久(1687頃)
道行「扨も見事な丸太共髪の長いは角物か」
④ コイ目
コイ科ウグイ属の淡水魚。ウグイに
体形が似るが、
成魚の体側に黒色縦線がないことなどの特徴で区別される。
河川感潮域から岸近くの中底層に生息する。産卵期には河川を遡り、中流域の礫底で産卵する。雑食性。東京・富山県以北、北海道、
サハリン、
沿海州などに
分布。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「丸太」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界大百科事典内の丸太の言及
【木材】より
…なお材木とはある程度の大きさと形状を保ち,商取引の対象とされる木材をいう。JAS(日本農林規格)では素材を幹から枝を落としたままの形の丸太と,四面を粗く落とし,丸身のついた角材の形にした杣角(そまかく)とに区分している。素材を製材したものが製材(製材品)で,JASでは板類,ひき割類,ひき角類に区分される。…
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出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報