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丸綿(読み)マルワタ

デジタル大辞泉 「丸綿」の意味・読み・例文・類語

まる‐わた【丸綿】

綿帽子一種。綿を広げて丸い形に作った、もと女性の外出用のかぶりもの。また、婚礼時にも花嫁が用いた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「丸綿」の意味・読み・例文・類語

まる‐わた【丸綿】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 綿帽子の一種。綿を広げて絹で包みこんで作った婦人用のかぶりもの。老女や奥女中また武家婦女が外出のときなどに用いた。大きく、顔が半分ほど隠れるもの。後世練絹だけで作った。
    1. [初出の実例]「丸綿(マルワタ)(かづ)きて偽の世渡」(出典:浮世草子・武家義理物語(1688)四)
  3. 特に、婚礼のとき、花嫁のかぶる綿帽子のこと。
    1. 丸綿<b>②</b>〈馬鹿長命子気物語〉
      丸綿〈馬鹿長命子気物語〉
    2. [初出の実例]「丸綿のすはすはうごく色直し」(出典:俳諧・野の錦(1767))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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