主蔵監(読み)しゅぞうげん

精選版 日本国語大辞典 「主蔵監」の意味・読み・例文・類語

しゅぞう‐げんシュザウ‥【主蔵監】

  1. 〘 名詞 〙 令制で、春宮坊(とうぐうぼう)に属して、皇太子の用いる金玉、宝器錦綾(きんりょう)衣服および翫好の物などをつかさどった職。正(従六位上相当)、佑、令史蔵部などの官人がいた。
    1. [初出の実例]「主蔵監 正一人。〈掌金玉。宝器。錦綾。雑綵。裁縫衣服。翫好之属〉」(出典令義解(718)東宮職員)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android