超心理学の用語。現在もっている知識をもとにした推論では予測不可能と思われる未来のできごとをあらかじめ知ること。ESP(超感覚的知覚)を構成する一要素である。古来、多くの予言の事例が伝えられ、予知の技術として各種の占いが行われ、また日常生活のなかで偶発的に予知的体験をもったという報告も多い。
[大谷宗司]
アメリカの超心理学者ラインは、将来ランダマイズrandomize(切り混(ま)ぜ)されるカードの順序をあらかじめ当てることができるかどうか実験した。そして、被験者の答がPK(念力)的にカードに影響する可能性を除くため、PKの及ばないと考えられる気温の変化を実験条件に組み込む方法を用い、予知の可能性を示した。
[大谷宗司]
予知現象は因果律に抵触するとして困難な理論的問題を提出する。その解決のため、無意識の現在には幅がある、時間の可逆性や多次元性を仮定する、光速以上の速さをもつ粒子を仮定する、などいろいろな仮説が出されている。
[大谷宗司]
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